ここがしんどいよ「あすかな」
ちょっと、「バーチャルジャニーズ」について私の話を聞いてくれますか。
Showroomで毎晩配信をしている「バーチャルジャニーズプロジェクト」、
海堂飛鳥(かいどう「あす」か)くん
https://www.showroom-live.com/room/profile?room_id=230259
と
苺谷星空(いちごや「かな」た)くん、
https://www.showroom-live.com/room/profile?room_id=230260
そう、ふたりは「あすかな」(公式呼称)。
「あすかなの日」(=毎月31日)に寄せて、絵が描けないオタクはつれづれ文章を書き出しました。この書き出しでいつからこの文を書いているのか察されると思うけど全く書き終わりませんでした。いやマジでいつから書いてるんだろ……熱が高すぎて結果これ。文字数!
閑話休題(まだ始まってもないのに)、いやこの「あすかなの日」の由来がまずもって天才なんですけど、とりあえず聞いてもらおうっと。
配信中、苺谷星空(いちごやかなた)くん「15日はいちご、だから苺谷星空の日にしまーーす!……あすかの日も作りたいから今から考えるねーあすか、あすか……あっ15日の明日かー!ということで16日にしまーす!15日の明日か、あすか、飛鳥!」
コメントで参加していた海堂飛鳥(かいどうあすか)くん「俺の意見も取り入れろ!」
苺谷くん「ムリムリムリ俺が決めるー!んははは!16日あすかの日にするー!」
力関係が垣間見えるのしんどいよね。(1しんどい目)で、このあと15+16=31ということで、31はあすかなの日、となりました(公式)。天才です。
1 「あすかな」概論
飛鳥くん(16歳、高校一年生)と星空くん(17歳、高校二年生)、一個差。あえての一個差。一個差ということは、例えば卒業が1年差ということ、片方が先に成人するということ、埋まらない1年の差、エトセトラエトセトラ。えっみんなどう思うー?
・ふたりは「アイドルとしてデビューすること」を目指しています。歌と踊りのレッスンに通いながら、勉強したりバイトしたり遊んだりと、高校生活を送る日々。
ここでアツいのは、ふたりとも「お互いとデビューする」ことを目標にしていること。それぞれアイドルを目指しているというよりは、あくまで「あすかなでデビューしたい」ふたり。
・そして、「新しい時代のアイドルとしてのスキルを学ぶこと」をミッションとして彼らのプロデューサーから課せられ、ふたりはShowroomで毎晩配信をしています。(えっこれあすかなの人知ってた?私これを書くために公式ページ見て初めて知りました)ちなみに昨日今日は二人の高校の行事「農業体験」のためにお休みだったんですけど。ナニソレ?じゃない。あすかな、生きてるでしょ?
毎晩順番に30分、片方が配信している間は、もう片方がコメントで参加しています。音だけでも聞けるんですけど、このコメントのやりとりがかわいしんどくて見逃せないので結局じっと見ちゃう。
・あすかなは一緒に住んでいます。高校生ふたり暮らし。出身は関西と思われるものの、住まいはおそらく都内。
同居してるのでケンカのネタも「飛鳥くんがポケットにティッシュをいれたまま洗濯物を放り込み、洗濯した星空くんが驚く。そのことを謝らないので星空くんがちょっと怒る」とかです。はい?ピースフルじゃん。
なお星空くんから「一緒に寝てる」的なコメントがあったんですけど、彼の言葉のあやである可能性もあるので、完全に踊らされています。間取り早く早く。
2 ふたりのキャラクター
2-1 苺谷星空という男
・とにかく元気、とはシンメ、海堂飛鳥の評。(youtube「あすかなトーク」#1https://youtu.be/mru0y6xe92Yを各自参照ください)たしかに元気。配信は息をつく間もなく次から次へとパワーワードだし音圧がすごい。語彙が不自由。
「(「(笑いすぎて)お腹いたい」というコメントに)えっおなかいたいー?大丈夫ー?トイレいって出してきー?(?)解毒剤あげよかー?(??)出たー?おめでとうー!(???)おめでとうちゃうわ!!(笑)」こんな感じですごいスピードでトンチンカンなワードを繰り出してくる。苺谷節は本当にクセになるので一週間くらい配信聞いてたらたぶん誰でも苺谷文法で文章が書ける。
苺谷さんの言い間違いシリーズは誰かまとめてください。
・でも意外と(今となってはもはや意外なのかどうかも分からない)生活力が高くてメチャクチャしっかりしている。たとえば現在はっきりしている家事の分担は次の通り。
星空くん:料理、洗濯、掃除、買い出し
以上。えっ、全部じゃん!
料理については、三食すべて星空くんが作って朝から晩まで、昼は飛鳥くんにもお弁当も持たせているんですよね。二人で行くピクニックのお弁当も作る。
以下、発言抜粋。
いちご「(明日の献立)みんな何が良いと思うー?(コメントで)カレーが多いから、カレーにしよかな。あっ、あすかが「魚」って言ってるから魚にしよ。」
いちご「切干大根とかね~、たくさん作ってタッパで作り置きするんですよー。あすか、全部食べてくれるんですよー。」
いちご「あすか、甘め(の味付け)が好きやから。」
献身………泣ける……
朝は6時代から起きて二人分の弁当を作っていると思われる様子が本人ツイッターから伺える。泣ける。
・包容力がすごい。オタクからするとえっあすかくんそれはちょっと……と思うことも「そういうとこかわいいよね~~!」ですべて片付ける。
・歌がメチャクチャうまい。先日はカラオケを配信し歌がバクうまなのに終始意外と緊張してどこか自信がなさそうな様子に数多のオタクがリアコ落ちした。多分。
2-2. 海堂飛鳥という男
・顔が良い。(き、キャラクター?)
毎秒顔が良いのでスクショが増えすぎて容量を圧迫しているのでちょっとおさえてほしい。最近はたぶん本人も自覚していて、カメラを巧みに操作してあらゆる角度でかわいい顔を写してくる。唇がほんのりピンク。
・超マイペース。本人は星空くんに振り回されて「やれやれ……ほんまかなたは……」みたいなスタンスなのに相当ぽやぽや。ファンが描いてくれた魚の絵で「ワー!食べられちゃう~!」とか言って一人遊びとか始めたりするからいとしさ溢れる。
真顔でトンチキ繰り出す恐ろしい人。たまによくわからないツッコミをしている。自分が描いた目が虚ろな犬の絵にきつねー?とコメントされ「きつねちゃうし💢No,fox.Yes,dog.(超真剣)」はもはやレジェンドおかしい。
・絵がすごくへ…なのになぜかすごい自信を持っている。Twitterに投稿される神絵師たちの「#あすかなアート」(ファンアート)を引っ張り出してきてはもっともらしいコメントをした後「才能あるよ(ニッコリ)」と言い放つ。どの口がの極み。
飛鳥くんの絵は少しの狂気をはらんでいてたいへんくせになる、好き。グッズ出してほしい。私の個人的なツボは『QRコード』。もはやモダンアート。
・ナチュラルに甘えたちゃん。コメントで「飛鳥姫」言われるほど。なおこの「姫」に対して本人は「ありがとう。俺の姫の部分が出たね」みたいな本当によくわからないコメントをしていた。
あすか「お花見いこーって。じゃあみんなが場所とりしといてくれる?」(あ、我々とデートという感じではないのね…)
あすか「かなたがゴーヤチャンプルー食べたいーって。えー。作ってや、じゃあ。俺は作られへんから」(みじんもためらいのない「じゃあ作ってや」の天才的なヒモみ)
・ここまで書いておいて思い出したけど、「ツンデレ」。あまりにあすかぴ=ツンデレが当然すぎて取り上げるのさえ忘れてた。えっなんかもうもはや思い付かないんだけど……息をするようなそれなので……各自「#海堂飛鳥 ツンデレ」とかでTwitter検索でもしてください。たぶん動画とか出てくる。
一周回ってベタすぎてもはや逆に予想外のツンデレ。本人Twitterでエイプリルフールに「かなた大好きやぞ❤️💙」(原文ママ)って呟くとかさ。
3. 「余白」の多いあすかな
すごく細かく設定がされているところもあれば、あすかなって結構クリティカルな部分が明かされてない感があります。
・ふたりの出会いは?
・なぜ二人でアイドルを志したのか?
・なぜ二人で暮らしているのか?ご家族は?
・上京のきっかけは?
そのあたりには未だ言及がなく、謎のままなのです。これがしんどい。語られていない、つまり、自由!Twitterでは十人十色の妄想が繰り広げられてて、それぞれツボもヘキも違うのでそれらを読むのもめちゃめちゃ面白い。
ということで、晴れてあすかなの人になった暁には、この辺りの余白を課題に取り組んでいただけると、(私が)嬉しいです。
4. あすかなを取り巻くもの
余白が多い一方で、結構設定が練られている部分もあり、あすかなが普段接する人たちについても情報が毎晩毎晩小出しにされる。たとえばこんな感じ↓
前田くん:
ふたりのマネージャー(兼プロデューサー?)、だけど星空くんと同じ高校二年生。学校は違う。世界レベルの歌とダンスのコーチを連れてきたり、いったい何者なんだ、前田。ファンが喜んでくれる企画の考案をリクエストされ、まさかの古き良き「リレー小説」を企画するおちゃめさもある。(「あすかなファンタジー」)
モーリー兄弟:
モーリーとしお氏とモーリーよしお氏。あすかなにそれぞれ歌とダンスを教えてくれる、世界レベルのすごい人。めっちゃよく似てるのに兄弟じゃない。
ゆうにぃ:
星空くんのバイト先ケーキ屋の店長のゆうやさん(28)。ビジュアルも苺谷画により明かされる。似顔絵書くのに30分くらいポーズ決めててくれるいい人。なお私のTLだと数名ゆうにぃガチ恋勢が見られる。
ヒゲさん・ムキさん:
飛鳥くんがふだんバイトしてる書店と、ヘルプで入った違う店舗(隣駅の新店のオープニングスタッフとして)の店長。お察しの通り「ヒゲが生えているから」「ムキムキだから」というネーミング。
などなど、ほかにも地味に色んなキャラクターがいます。初登場キャラクターに沸くもよし、既存キャラクターの新エピソードに一喜一憂するもよし、勝手に設定広げるもよし。あすかな以外の部分もまた楽し。
5 むすびに
全然むすべそうにないけど無理やり。ただのオタクの振り返り記事!
とりあえず?Youtubeにアーカイブスをいまできる公(https://www.youtube.com/channel/UC8v7P8Bs1QPmfF8Cp5HqQhw)がどんどんあげてくれてるのでそれをみてくれ。(福利厚生がすごい。)そして配信スピンオフ?的なあすかなトークも見てくれ。チャンネル登録もお願いします(誰?)ちなみに私はあすかなトーク芸人です。
そしてあわよくば毎晩のshowroomも見てくれ。私とあすかなの話しましょう。
余談ですけど私はあすかな始めてから配信後情熱をだいたい処理し終わる2時頃就寝、6時半起床というサイクルで生活を始めましたが毎日なぜかものすごく元気です。あすかなはサプリメント。
文字に起こしてツッコミたい「あすかな」
ほんとうに、無意識のうちに、ここ毎日showroomを観ている。
ここでいうshowroomは、そう「バーチャルジャニーズ」のことで、苺谷星空(いちごやかなた)くん(cv.大橋和也くん、以下、「いちごちゃん」と言う。)と海堂飛鳥(かいどうあすか)くん(cv.藤原丈一郎くん、以下、「あすかちゃん」と言う。)……以下、「あすかな」と言う。……のおしゃべりの配信。一回数十分といえど、毎日休まず生配信されているから驚き。(詳しいことは公式をどうぞ。https://www.showroom-live.com/campaign/v_johnnys)
ちょっと自分のことを言うと、私はドラマやアニメを観るのが少し苦手で、人の思考や感情の動きを見せられるペースが私の制御下になく、すでに設えられたもので、かつ作り手の意図によって切り取られていて一連で追えないからかな?と思っている。いま何となくで話してるのでえっじゃあ小説は?というのは止めてください。「設えられたもの」感が薄いので、トークバラエティとかは好きでよく見る。
だから、いわゆるアニメのような?バーチャルジャニーズもあまりハマらないかな、と考えていた。
しかしながら配信中、「いちごちゃん」と「あすかちゃん」は確かにそこにいて、リアルタイムで思考し、感情を出し、コメントを見て反応もする。つまり、いわば同じ土俵で私も思考でき、口を挟む(もちろん実際には声は出さない)すきがあるのがよかったのだと思う。
分析終わり。というわけで、この彼らの配信、私も観ながら思考が同時に行われるので、逐一口を挟ま…ツッコまずにいられない……というべきか、つまるところ、(つまるところ?)どうしても文字起こしツッコミしたくなってしまったので、ちょっとやっていく。声に出して読みたい日本語、ならぬ、文字に起こしてツッコミたいあすかな。コメントとかは多分にニュアンス。
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「海堂飛鳥のクルージングルーム」第14回
あすかちゃん「てかあ~~今、星空来てないよね?そう、あいつ今日ね、バイトらしいんよ……おれも何やってるかは詳しく知らんくて」
→どういうこと?!?!!一つ屋根の下暮らしてても知らんの??!!(※ふたりは同居設定)
あすかちゃん「今ぁ~かなたがいない間に決めたいことがあるんやけど!」
→次回が15(いちご)回目の「苺谷」星空くんの配信なのでなにかサプライズをしたいと言い出すあすかちゃん 15(いちご)……しょうもなso cute もしかしてエブリデイ記念日タイプ?
あすかちゃん「みんなが何かしたいならしてあげてもいいけど。するぅ~~~~?(コメント:飛鳥くんが言い出したのに)……おれは!みんなの気持ちを読みとってね!みんなが!やりたいんだったら!」
→エ~~~~ッ!めんどくさい!そして突然の責任転嫁
あすかちゃん「(みんなから募集したサプライズの案)"いちごパフェをプレゼント!"……パフェ系もいいね。リンゴとか」
→突然のリンゴ
(サプライズの案として"皆で「158(いちごや)」といっせいにコメントする"のシミュレーションがしたいあすかちゃん※あすかちゃんがかなたくん役をする)
あすかちゃん「どうもーーい"ち"ごや"か"な"た"でーーす!イ"エ"ーーーーイ"!!!なにこれ158、158ってーーー!エ"ッみんなてんさーーーい!!!!!」
→そんなダミ声イメージ?!?!!wwwwそしてさすがの苺谷コロケーションバッチリあすかちゃん(どうもー)(イエーーイ)(てんさーーい)
あすかちゃん「……なるほど(イケボ)」
→切り替えが鬼
あすかちゃん「アイテムがたくさんとどいてるから紹介していこうかな」
→あれ?「愛」って呼んでなかったっけ?
あすかちゃん「(コメントをしてくれた人の名前を読み上げて)ももも…もんがさん、。………もがすごいね」
→もがすごい とは
あすかちゃん「(星を200個投げて野球ボールが当たったら)ラッキーアイテムは……素振り」
→ラッキーアイテムは 素振り
(苺谷星空くんが素振りの誤字で「酢豚」とコメントし「酢豚ww」「酢豚(笑)」と沸くタイムラインを見て)
あすかちゃん「酢豚?どういうこと?…………かなたがなんか字間違えたとか?」
→CIAもびっくりの洞察力
(星空くんと遊園地に行ったときに)
あすかちゃん「急流すべり乗ったときに……すごく濡れて。そう、濡れ飛鳥。ぬれおかきちゃう濡れ飛鳥!(怒)ぬれおかきたしかにおいしいけど(怒)(怒)」
→味の話はしていない
あすかちゃん「みんな……(星空くんの)仲間やな💢💢💢」
→えっ……顔がかわいい
あすかちゃん「実はおれもバイト始めて。さいきん、さいきん、し始めました。かなたにもまだ言ってないんやけど。なんやと思う?」
→最近バイト始めたことさえ言ってないって逆に君たちは何を話しているんだ……
あすかちゃん「(コメント:ガソリンスタンド!)ガソリンスタンド。オーライ、オーライ、オーライ、……レギュラー満タンで、いいですね?」
→決めつけてきた……
あすかちゃん「(コメント:不動産!)ふどうさん?!……家賃、3万円。いかがですか?」
→下町木造築50年超バストイレ無10数㎡駅遠?
あすかちゃん「正解はぁ~~……みんな知りたい?ヒントはぁ、前田くんの影響です!(コメントで)正解の人、ちらほら居ます!みんなでディスカッションして決めて~!」
→急に議論させられることになるおたく(議題:あすかちゃんのバイト先)
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は~起こした起こした。あすかちゃんかわいい。たぶん明日も観る。
'15ジャニワと'16アイランドが地続きの物語という妄想
どうも、P(プロデューサー)しょり芸人です。
や、なんというか、心から慕うとか、師弟関係とか師事するとか(う~んちょっと違うか……?)、もとよりそういったものに弱くて、とかく、近年ジャニーズワールドで繰り広げられる佐藤勝利くん演ずる「ショウリ」と「プロデューサー」の物語がについてあれこれ考えたり言ったりするのが大好きだったわけです。
そしてこの度(12/4)、今冬の「ジャニーズオールスターズアイランド」を観劇してきて、何だかよくわからなくなって、でも昨年のジャニーズワールドと話が繋がってるんじゃないか?と思い始めて、内容をムリヤリ繋げてみた結果の覚え書きです。というか単に頭を整理するためのマイメモ。
妄想が入り交じっているものの、アイランドのネタバレになりかねませんので、もし読まれる方はご注意ください。m(__)m
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プロデューサー「いや、俺はもうすこしここにいるよ」
ショウリ「あなたもまた、"時の旅人"になるのですね、」
'15ジャニワ、地球に戻ったらまたあなたのショーに出してください、作ってみたいんです、最高のショーを、と話したショウリに、プロデューサーはそう言った。
ショウリはケントや仲間と地球に帰り、プロデューサーの求めた最高のショーを作るために舞台に立ち続けた。ショーで世界を平和にできると信じて、来る日も来る日も舞台に立ち続け、どんなことがあってもショーを続けた。
しかし、片時もプロデューサーーショウリにショーを通して喜びや悲しみを教えてくれたその人ーを忘れることはなかった。
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'16アイランド、いつしかプロデューサーの息子がショーを作るようになった。ショウリはその舞台にもまだ立ち続けていた。息子は彼の父親にそっくりで、「舞台で起こった全てのことを成立させろ」と演者である少年たちに言った。少年たちはまた、かつてのショウリたちのように、彼の考えが理解できないと困惑し、先輩たちの導きに沿って、旅に出ることになる。
プロデューサーの息子は、ショウリに言った。
「ショウリ、成長したな」
「そうかなあ」
「ショウ達を頼んだぞ」
息子にとってショウリは、ショー・マスト・ゴー・オンを体現し続ける演者で、悩める少年たち、ショウたちを導く存在であった。だから、彼らを託した。
「わかってるよ。……でも俺だって、まだまだ学びたいことがある」
その言葉は届かなかった。
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ショウ達と一緒に宇宙にきたショウリは、プロデューサーと再会した。ショービジネスをショウリに教えてくれた張本人、プロデューサーその人だった。彼はずっと一人、宇宙、氷が一面を覆う世界で暮らしていた。「立派になったなあ、ショウリ」
ショウたちと一緒に宇宙に来たショウリにプロデューサーは、再び悲惨な人類の歴史を見せた。遠い宇宙まで来たって、目にしたのは滅び行く文明、過去の歴史ばかり、どうしたら自分の未来を見つけられるのか?
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと昔誰かが言った。しかし、天を突き抜け、さらなる高みに達する奴もいれば、地の底から這い上がろうとする奴もいる。俺はそのどちらでもない。この宇宙には天も地もない。どうすればいいんだ。」
プロデューサーはショウリに何も教えてくれなかった。
*
人間は宇宙に憧れる。幻想的な存在としてその目に映るからか?そうではなくて、平和に見えるから。
宇宙が平和なのは、地球で毎日どこかで争いを繰り広げる「人間」が存在しないから?人間がいない、人と人との繋がりもない、何も起きない、だから平和。
それでは、人間が諸悪の根元なのか?人間さえいなければ?そうじゃない。人間には理性と知恵があって、過去の悲しみを乗り越えてきっと未来を作ることができる。決して不可能じゃない。
宇宙には未来そのものはなかったけど、宇宙に来たことで、少年達はそう答えを出した。
(中略)
ショウリはプロデューサーに言った。「まだまだあなたに教わりたいことがある。あなたがショーの世界に俺を導いてくれた。」
しかしプロデューサーは、首を縦には振らなかった。「地球へ行って、私の息子を助けてやってくれ」「せめてあなたも、一緒に帰ろう」「私はここで、静かに死を待つ」
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(ここまでも妄想は随所に入ってるけどここからホントにただの妄想)
ショウリは地球に戻っても舞台に立ち続けた。ショウリをショーの世界へと導いてくれたプロデューサー、彼の息子の作るショーで、来る日も来る日も歌って踊って演じた。このショーで、きっと平和な未来を作ることができる。そう信じて。
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以上、妄想を多分に含んだストーリーまとめでした。考えを放棄した部分は中略しました!
アイランドでは、ことさらに元プロデューサー(※=アイランドの「プロデューサー」の父親、昨年のプロデューサー)の老いがビジュアル上強調されていて、一方でかつて彼のステージに立っていたはずのショウリは今年も全く若々しく、未だに「答えを追い求める者」「悩める青い者」として描かれていて、対比したときに時間の流れの違いがはっきりと際立っているように感じました。
で、いつまでたっても老いることのないショウリというキャラクターはもはやショービジネスを具現化した存在、生身の人間のキャラクターではなく、ショービジネスという概念そのものなんじゃないかとか考えていたのは私です。えっ?何言ってるの?
とにかく、今冬もショウリの「主人公性」がアツいんだ~~~~!
と、思わぬ着地をしたところでやめます。アイランド、次の観劇が楽しみです。